
風呂上りに体を拭くバスタオルは大判なの吸水性があって洗濯した後、乾きやすいのを優先しておりました。扱いやすく安価なバスタオルです。そいった場合、化学繊維が使われております。
最近だと地は化学繊維、毛は天然素材といったハイブリットなタオルも発売されております。これはこれで私は素晴らしいタオルだと思います。
ただ、欲を言うと風呂上りは天然素材でオーガニックコットンで身を包まれたい。

今回、ご紹介したいのは「Léger(レジェ)」フランス語で“かるい”を意味します。パイルに希少なオーガニック超長綿「DCHコットン」の「極甘撚り糸」を使用しています。
■「DCHコットン」とは?
インドのタミールナドウ州北部で採取されるスビンコットンを指します。「希少超長繊維」です。上質、光沢があり、繊維が細くしなやかな肌触りが特徴です。DCHは「スジャータ種」と「海島綿(セントビンセント種)」のそれぞれの頭文字を取って名付けられました。今、存在するオーガニックコットンでは最高品質と言われております。

スビンコットンは一般的な綿花よりも生育期間が長いことで、細く長く強い繊維が生まれますが一方で長いという事は気象や国政内情が安定したないと生産できません。また、生育条件もかなり厳しく、高原で、山から降りてくる清涼な風があり、夏は暑くて水が豊富な場所。世界でも数少ないのがインドのごく一部の地域だったのです。

■「極甘撚り」とは
「ごく あまより」と呼びます。撚り(より)とは、繊維を束ねてねじりを加えることで、一本の丈夫な糸にする工程です。この工程によって、糸に強度が増し、生地の風合いや手触りが決まります。
糸、1本1本を顕微鏡で見てみると、数本でねじられているのが分かります。きつく撚れば硬い糸に甘く撚ればやわらかい糸になります。
Léger(レジェ)は、糸として成立するかしないかギリギリに甘く撚ってますので肌触りが柔らかく、ふんわりとした風合いに感じます。
タオルに柔らかさを求める場合、水溶性ビニロンという化学物質で補強された「無撚糸」を使用することが多いですが、化学的補強材に頼らずに撚糸の技術によって作られた糸は、薬品の使用を抑えることができるだけでなく、コットンの素材の良さを最大限に引き出してくれます。

■Léger(レジェ)は大阪泉州にて生産しています
天衣無縫のタオルは、日本のタオル発祥の地である大阪、泉州でつくられています。
泉州の昔ながらの機械は低速で織り上げるため、糸のやわらかさを活かしたタオルに仕上がります。
また「後晒し(あとさらし)」といわれる製造方法によって、優れた吸水性とおろしたての清潔さ、心地よい肌ざわりを備えています。
我が家では年末にタオルなど買い換えます。たまにはいつも使っているアイテムのランクを上げるのもいいですね。
営業部/本多

